2024年5月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2138ページ
ナイス数:30ナイス
■前略、お元気ですか。最果ての地より名も無き君に愛をこめて…
人気バンドDIR EN GREYのVo.である京の詩集。とても凝った装丁で、詩と絵をセットにしたピースと詩だけピックアップした冊子でできている。京の言葉で、京の感性で綴られた言葉は詩というか叫びに近いかもしれない。
読了日:05月13日 著者:Dir en grey 京
■創竜伝(2)摩天楼の四兄弟 (講談社文庫)
再読。竜堂兄弟がテーマパークでドームで都庁で大暴れ。次兄の続が竜になり、東京都心は壊滅的な被害を受ける。フォーシスターズの名前が出てきた。敵も強大なんだろうが、竜堂兄弟にかかれば小さく感じる。
読了日:05月21日 著者:田中 芳樹
■傷を愛せるか 増補新版 (ちくま文庫 み-37-1)
精神科医で医学博士の著者のエッセイ。日常のことや留学先でのこと、ケアやトラウマ研究をしている時の迷いまで、とても素直に誠実に書かれている。真摯な文章で、読んでいると学生時代に感銘を受けた教授の講義を思い出す。落ち着いた雰囲気で、とてもオススメ。
読了日:05月21日 著者:宮地 尚子
■Missing 神隠しの物語 (メディアワークス文庫)
オカルトや都市伝説などをふんだんに盛り込まれた、神隠しをテーマにしたライトノベル。作者のデビュー作の新装版。高校の頃、旧版を友人が読んでいたので興味を持った。この作品が出版された当時、かなりの衝撃だったのではないかと思う。怪異の描かれ方が中々怖い。深夜に読んでいて、背中が気になってしまった。壮大な物語の序章のようなので、続きを読んでいきたい。
読了日:05月22日 著者:甲田 学人
■オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~1 (一二三書房)
民族浄化を受けたダークエルフがオークの国に移住して復讐を謀るファンタジー軍記ものの1巻。小説版も読了済み。細かい注釈がついていて、初めて軍記ものを読む人にも優しい作り。小説だけでは分からなかったオークの国の繁栄っぷりや軍の規模なども、視覚化されて分かりやすい。オークがエルフの国を焼くまでという、ネット上でのファンタジーテンプレを密度濃く料理されている。続きも期待。
読了日:05月28日 著者:野上武志
■Shrink~精神科医ヨワイ~ 12 (ヤングジャンプコミックス)
弱井先生の研修医編+薬物依存症編前編。弱井先生は研修医の時から既に患者さんに向き合う医療をしていたんだな。陽美さんとの出会いがドラマティックだった。薬物依存症編、薬物に手を出すきっかけがあまりにも身近にあり過ぎて怖い。依存症の患者さん像も真面目で孤独で寡黙なタイプで、周りにいそうな感じ。薬物依存症が決して遠い世界の話ではないのを実感する。
読了日:05月28日 著者:月子
■高度に発達した医学は魔法と区別がつかない(6) (モーニング KC)
夜の国の一族登場。今回は栄養の偏りによる疾患疑いなので、食事療法のエピソードだった。手術や外傷処置ばかりでなく、食事や栄養といったことまで医学になるから、医学って学問としての幅が広すぎる。大司教の教えも現代医学の気配。それも東洋医学だ。西洋医学と東洋医学がどう絡んでいくのか、大変楽しみ。
読了日:05月28日 著者:瀧下 信英
■一級建築士矩子の設計思考 (3) (ニチブンコミックス)
今回は特にグルメに力が入ってる気がする。毎回出て来る美味しそうな亀戸グルメ、美味しそうなお酒がとにかく美味しそう。矩子が美味しそうに食べるから、余計に食欲そそる。もちろん建築エピソードも充実。矩子、建築士の仕事も活き活きとやっているから、本当に好きなんだなと感じる。
読了日:05月28日 著者:鬼ノ仁
■夜は猫といっしょ 6
足長マンチカンのキュルガと飼い主の緩い日常漫画。TVでネコ科の動物が出てくると、自分ちの猫とかぶるの分かる。描き下ろしのセンパイのネコ、我が家も多頭飼育だからこんな感じ。センパイの猫ちゃん達はまだ人間に慣れてて、ちゃんとお客さんに挨拶してて偉い。
読了日:05月30日 著者:キュルZ
■極主夫道 14 (バンチコミックス)
元極道で今は専業主夫の日常コメディ。姐さんが保護猫の花子(オス)をお迎え。めっちゃ血まみれになってるけど、姐さんの隣で寝てたりするのが可愛い。猫とこたつは最強よね。
読了日:05月30日 著者:おおの こうすけ
■BLACK LAGOON 掃除屋ソーヤー 解体!ゴアゴア娘 (8) (サンデーGXコミックス)
今回は本編のキャラクターが沢山出てきた。サーカス&殺人鬼の組み合わせ、結構好き。ロットンとマーティン、方向性が近いし仲良しで、見ててほっこりする。
読了日:05月30日 著者:イダ タツヒコ
5月に読んだ本はこんな感じです。
今回は読書メーターに登録する際に書いた感想を残してみました。今までは消してたんですよ。でも、本のタイトルだけ見るより、どんなことを思ったかとかどう感じたかとかもあったほうが、より楽しいかなと思いました。私自身も、他の人の本の感想読むのが好きなのでね。
小説や漫画に関わらず、最近はできるだけ本を読んだら感想を書くことをしています。それは自分がどう感じたのかを言語化する試みです。「面白かった」だけで終わらさず、どこが面白かったとか、何が楽しかったとか、分析したほうが作品を楽しむ解像度が上がるかなと考えました。あと、言語化が苦手なので(小説を書くことを趣味にしているのに!)、筋トレみたいな感じでもあります。
この他、文学フリマで購入した本も読んでおります。文学フリマで買った本の感想とかも、おいおいブログにあげたいと考えています。