2023年文学フリマ大阪11の感想

去る9月10日、大阪のOMMビルで文学フリマ大阪11が開催されました。

私も久し振りに出店しました。最後に出店したのが2019年だったので、え? 4年ぶり? 本当に久し振りです。

コロナ禍でイベント出店ができない間に、文学フリマはどんどん大きくなっていたみたいです。出店側のシステムもちょろっと変わったような。昔より便利になっていたので凄いです。

イベント当日、出店者入場時間の一時間早く会場に到着しましたが、既に出店者・一般参加者ともに行列ができていました。ちょっとみんな、行動早くない?

列はどんどん長くなり、出店者入場時間になる頃には出店者側の列がフロアを折り返して、さらに反対側に到達しようとしていました。「こんなに出店者いるのか!」とビックリしました。720ブースあるというのは伊達じゃない。

設営が長引いたので、予定より少し遅れて出店者入場です。その上、開場時間が早くなることが運営より告げられます。事前に連絡があったとはいえ、設営している参加者たちはざわつきました。「開場まで間に合わない!」という声も聞こえました。出店者側が会場入りするのも時間がかかっていたので、列の後ろ側だった出店者は大変だったと思います。

予定より10分ほど早く開場しました。見る見るうちに隣のブースさんに行列ができあがりました。どうやらプロの作家さんだったようです。ファンのかたが集まっていました。一人ひとり過去作の感想を口にされています。凄いですね。

会場の通路は人でいっぱいでした。4年前と比べて、一般参加者の人入りがとても多くなっています。過去の文学フリマ大阪では台風が近づいていることが多くて、全体的にまったりした空気感だったのですが、今回は何倍も賑わっていました。こんなに人が多いと思っていませんでした。

午前中は主にX(Twitter)のフォロワーさんがたくさん遊びに来てくださいました。午後は自分がご挨拶に訪ねたり、買い物をしたりしました。本当は一つ一つのスペースをゆっくり見て回りたいのですが、時間がなかったのでメモを見ながらスペースを効率よく回ることを求められました。

今回、思い切って高校時代の友人夫妻をイベントに誘ってみました。「行けたら行くよ」との返答だったので、会うのは難しいかなと思っていました。それが何と来てくれたんですよ! 嬉しかった!! 誘ってみるものですね。

 

☆ざっくりした印象

文学フリマ大阪11に出店してみて感じたのは、出店者入場から勝負が始まっているなと思いました。より早く着いて、より早く設営して、みたいなポイントが余裕を持ってスタートするために大事かなと思いました。設営は簡単で、映えて、速く展開できて、と、条件が盛り盛りになりつつあります。自宅で事前に組み立ててみてより良い見栄えにするという工夫が必要そうです。大変だぁ!

人の流れが多くて速いので、一般参加のかたがゆっくりスペースを見て回る雰囲気ではありませんでした。一目で分かる、とか、目に留まる、といった工夫がこれまで以上に必要そうです。スペースが増えると見て回るブースを絞っていくので、Webカタログは早めに登録・早めに充実させることも大切です。Webカタログに書影だけでも出して、「こんな本がありますよ!」とアピールすることが必要そうです。

一般参加者、本当に多いです。びっくりするほど多いです。イベントが盛り上がってるのを感じます。それは出店者側からすると自分の作品を売り込んでいくチャンスかもしれません。事前の宣伝はマメにするのが効果的です。

 

今回の文学フリマ大阪11、来場者数が過去一番に多かったそうです。4200人超えだそうな。凄いなぁ。大きなイベントになりました。

やはりイベントに参加すると元気がもらえます。いろんな作品があって、いろんな人がいて、それを見ることにより「また新しいもの書こう」って気持ちがわいてきます。刺激をたくさん受けました。